2017年1月17日火曜日

OM-D E-M5 Mark II グリップの試作 続き その3

昨日の続きです。



25個目です。そろそろ完成に近づいて参りました。



大型化しますが実にグリップしやすい形状になりました。
自分で言うのも何ですが、これは出来が良いです。会心の一作です。



オリジナルのグリップの上に貼りつけますが、苦労した甲斐があってピタッと貼り付きます。



OM-Dでこれぐらいなら許容範囲ではないでしょうか。何と言っても威風堂々です。



気になる部分は革を貼る箇所の形状です。ダラッとした印象ですので、もう少しシャープな形状にしたいところです。



この部分を形状変更してやります。



制御点ON。



この輪郭なら多少シャープな雰囲気になるのではないかな。
何にしろやってみないことにはわかりません。



先ほどの輪郭線と比べると細身になってます。



オフセットしたサーフェスを輪郭に合わせてトリムして革の厚み分の段差をつけてやります。
段差があるから革を貼っても剥がれないと、そういうわけですね。



段差に壁を作って埋める。



どうかな?これでもまだイマイチかな。一度プリントしてみます。



凹ませた部分に合わせて革を貼ってやります。



だいぶ収まりがよくなり、精悍さがアップしました。
まだ詰めればもっと良くなる気がしますが、今回はこれで勘弁しておいてください。

グリップのモデリングも回を重ねるごとに、ちょっとずつモデリングが上手くなっているのを実感します。自由自在にRhinoを使い倒すレベルにはまだまだ全然至ってませんけど、使えば使うほどRhinoのNURBSモデリングというものの素晴らしさがよくわかります。
Rhinoceros万歳、NURBSモデリング万歳です。


2017年1月16日月曜日

OM-D E-M5 Mark II グリップの試作 続き その2

前回の投稿 OM-D E-M5 Mark II グリップの試作 続き を引き続きやっていきます。



オリジナルのグリップ形状を全部トレースするのはかなり面倒な事ですが、仕方がないので根気勝負でやっていきます。



ボタンの位置を探って切り欠きを入れます、が、一発では合いません。



だいぶ良い感じになりましたが、マウント側のラインが後一歩というところです。



やっとオリジナルのグリップ形状のトレースが出来ました。



これをやるだけで日曜日が終わりました。



結局、このサーフェスを作るための8本ぐらいの線をトレースするだけのことで大変な苦労と時間をかけたわけですね。3Dスキャンをするという方法だと早いのですが、3Dスキャンというのも、こういう最低限の8本のデータに変換してくれるわけではないので、あれもなかなか面倒な話ではあるのです。ポン!とスキャンしてすぐに3Dプリントという魔法使いみたいなことはまだまだ出来ません。



さらに自分で線を引けば、何と言ってもデータが美しいです。
制御点などたったのこれだけ。データは最低限の制御点で作られたシンプルさで、美しくあるべきです(自己満足)。無駄な制御点が異様に多い汚ねえデータというのは、他人に見せたときに人間性を疑われかねませんよ。



骨組みの線さえ出来てしまえば、面にするのはNetwork Curveでワンクリックというね、もう何の苦労もない作業です。



そして、オリジナルグリップ部分のサーフェスさえ出来てしまえば、あとは新しいグリップの形状を盛っていくだけという、割と簡単な作業となります。



とりあえず、簡単に盛ってみてプリント。



更に盛る部分、凹ます部分などを実際に握って検証します。



まだまだですね。1個目はこんなもんです。



3個ぐらい形状を直しながら進めて、底部を丸めないと格好悪いですので丸めるわけですが、ここでフィレットを使っても上手く行きませんので、制御点を弄って丸みをつけてやります。フィレットで丸みをつけると取って付けたような感じになりますが、この方法だと自然な感じで丸みが付きます。



ゼブラでみると、丸め方は割と強引ですがゼブラが切れたりしていないと、まあそういうことです。
NURBSモデリング万歳、シングルサーフェス モデリング万歳。


2017年1月14日土曜日

OM-D E-M5 Mark II グリップの試作 続き

OM-D E-M5 Mark II グリップの試作 の続きです。


立体形状を線でトレースいたしました。


制御点はこんな感じです。



この線をNetwork curveで面を張ってやります。



面を張った状態。



これを3Dプリントして、実機に合わせてみます。



合ってないね。これを調整して合いそうなようにデータを修正して、再度プリント、そしてまた合わない部分を直してプリント、というとても気の長い作業を続けていきます。



2017年1月11日水曜日

OM-D E-M5 Mark II グリップの試作



お正月も過ぎ、販売ラッシュもやっと一息ついたので、OM-D E-M5 Mark II のグリップを試作していきます。またいつものお客様からの貸し出し品です。ありがとうございます。

グリップを作るのがなかなか大変そうな形状ですが、頑張ってやっていきましょう。



とりあえず底部から見たグリップの形状をトレースしていきます。




大体OK。


2017年1月3日火曜日

仕事始め

通販をやっている身ですと、お正月期間中もご注文が入り、2日も仕事を休むと結構たまってしまいます。お客様をお待たせするわけにも行かないし、収入が保障されている身分ではない者としては仕事があるというのは実に有難いことですので、今日から仕事を始めます。
しかも家にいてもゴロゴロするぐらいしかやることがないですので、休み癖がつく前に仕事を始めてしまいます。

皆様今年もよろしくお願いいたします。

2016年12月31日土曜日

皆さん今年もありがとう

今年は31日の今日まで働いていました。仕事があることは良いことだ、それだけ金になる。ただ単に欲張りなだけ、と言われれば、もう返す言葉がありません。

今年も皆さんに色々お買い上げを頂いたお陰で、この会社も存続することが出来ました。ありがとうございました。

今日はちょっと早めに終わって、オークションで買ってきた動くんだか動かないんだかわからないような古い床屋のバリカンをオーバーホールすることにしました。



2000円+送料600円。昭和の床屋にあったような古いバリカンです。
刃はどちらもエッジが立って切れる状態です。
ただボディは動くことは動くけど、何だかなぁという状態です。



ギアボックスを開いたところ、ここにゴッテリとグリスが固まって、これは動かないだろうなぁ、という状態で、グリスを綺麗に取り出したのでした。上の写真はグリスを取った後です。

今時のスピーディク クリッパーはギアが樹脂製ですが、これは見事な金属ギアです。恐らくバブル前の製品ではないでしょうか。



ここにグリスを詰めるらしいのですが、量がわからないので、適当にたっぷり入れておきました。






モーターを分解清掃しましたが、もうカーボンのカスがいっぱい出てきました。



カーボンブラシも交換してやります。純正品が手に入らないので、これも適当に合いそうなサイズのものをつけてやります。1本100円ぐらい。



ちょっとバネがきついので、短くしてやります。



ついでにシルバー部分に色も塗っちゃったね。一応ミッチャクロンを最初に吹いて塗膜を丈夫にして塗装をします。
ボディも黒の方がええかな?と友達に聞いたら、このベークライトっぽいのが昭和っぽくてエエと言われましたので、そのままにしました。



スイッチを入れます。真実の瞬間です。
うーん、多少回転が遅いような気がしますが、実用範囲ではないでしょうか。自分の頭でちょっとやってみましたけど、普通に切れますよ。最初はこんなに調子よく動かなかったです。こんなクラッシックなバリカンが再生出来て、今年の大晦日は有意義なものになったのでした。目出度し目出度し。



実はもう一台。こちらはスピーディクNP3。



こちらは更に快調になりました。現行品のスピーディクSR-1より、スピードもパワーも出てるのは一体どういうわけ?
古い日本製の機械は実に良いです。


2016年12月20日火曜日

ドリルの再研磨 DIYジグ 続きその2

先日の投稿 ドリルの再研磨 DIYジグ 続き のさらに続き。

先日は4 Facet : 4面の研磨をやりましたが、4面だと研磨する量が多くてやりにくいので、6面でやってみましょうと言うことで、3段階で研磨するジグを作りました。



切り刃の角度は10度、第2の面は20度、第3は内緒。この第3の面の適角を出すのがなかなか難しかったです。数回はやり直ししてます。



3つ並ぶと150mmの回転砥石もあまり余裕がなくなります。



実際に研磨すると、これもまたなかなか見事な6 Facet:6面です。
実に気分が良いです。



ちょっと焼けてしまっていますので、もう少し冷やしながらやらないといけません。



これも一種のシンニングなのかどうかわかりませんが、チゼル部分に角が立つので、かなり食いつきが良くなります。

これがプロの使用に耐えられるかと言われればそれは無理でしょうけど、精密な穴開けをするのでなければ、もうこれで充分。鉄鋼ドリルは切れなくなったからと言って捨てたらアカンですよ、再研磨すれば相当な回数を再生出来ます。

やり方は割と簡単ですが、自動ですべてやってくれるわけではないので、多少の慣れが必要です。


セットアップはこんな感じ。両頭グラインダーのサイドカバーを外して、15cm~20cmのツーバイフォー材を回転砥石と平行に固定し、ジグを木ねじで固定。ジグの幅はツーバイフォー材の厚みとほぼ同じですから、それに合わせて、多少の角度はドリルビットを削ってみて調整します。



まず真ん中にあるジグで両サイド研磨します。刃先は水平に合わせて削ります。



この時点で定規に当てて、山が両サイド均等に研磨されているか確認しながら削る。



定規は、4mm~9mmまでは0.5mm刻み。10, 11, 12は1mm刻み。先端角118°ですが、あくまで目安です。このジグで削れるのは10mmが一番太いビットですので、11とか、12とかはおまけです。



右側のジグで両サイド研磨します。刃先は水平に合わせて削ります。



最後に左側のジグに当てて、刃をつけます。この部分はちょっと削れば良いです。刃が付けば良い、という感じで、ちょっとだけ削る。

10本もやれば、コツがわかると思います。大体φ5mmからφ10mmぐらいいけます。4mm以下は腕次第ですが、あまり実用的ではないです。

欲しい方いらっしゃいますか?ジグと定規で1800円税送料込みで出しますよ。切れないドリルビットが山のようにたまっていて、両頭グラインダーを持っているんだけど、手で再研磨は難しいし、かといって精密な穴開けをしているわけではないので、ドリル研磨機に2万円も払いたくなるほどでもない、という(私のように)微妙な方に最適です。