2010年7月16日金曜日

E-P1/E-P2ディスプレイスタンド試作 その4

型絞り成型ですと、使える革がある程度決まってしまいまして、ヌメ系の革が絞りやすいので、それが主体となってしまいます。薬剤を使えばクロム鞣しの革でも絞れるのですが、とりあえず薬剤の手持ちが少ししかないので、今後また一斗缶で仕入れてきます。

お客様から栃木レザーのキャメルで出来ないか?というご質問がありまして、ヌメ系の革ですので問題なくできるとは思いますが、一応やってみました。


おそらく湿らせた革の乾燥具合と、圧のかかり方具合とか、引っ張られる箇所、縮められる箇所などの違いで見事なムラ感が出ています。


全体的にはオリジナルの色よりも濃いめになります。薬剤を使うともっと濃くなると思います。


レンズのえぐり部分も微妙に良い感じのムラ感です。


何とも言われぬ美しさですねえ。


手前味噌で誠に恐縮ですが、予想以上に格好良すぎて、ちょっと死にそう。
まあ死ぬことはありませんが、鼻血ぐらいは出そうです。
今晩はこの栃木レザーのディスプレイスタンドを眺めながらウィスキーを飲もう。