2010年8月19日木曜日

今後来るかもしれないもの

嫌煙家の皆様には大変心苦しいのですが、私は未だにスモーカー。肺喫煙(肺に吸い込む)はあまりせず、口腔喫煙(いわゆる金魚)派ですが、喫煙者には違いありません。タバコの嫌いな方、こういう話題ですみません。

タバコも近々値段が上がるということですが、欧米などは元々タバコの値段が恐ろしく高い。国によっても違うのでしょうけど、20本入り1パッケージで800円ぐらいしたりするんじゃないかな。
だから喫煙者がいないのかとか、金持ちしかタバコが吸えないのかとか、実はそういうことは無いのです。ちゃんと喫煙者がいます。リッチマンとは思えない方々もタバコを吸っていたりします。

バカ高いタバコを買わなくても、結構安くタバコが吸える逃げ道があったりします(もちろん合法)。


シャグタバコという、細かく刻んだタバコが売っていて、これは一体何かと申しますと、

手前(てめえ)でタバコを巻け

というものです。案外普及しているようで、オープンカフェのテーブルの上で綺麗な白人の姉貴が巻いていたりします。


こんな感じで、刻んだタバコの葉っぱと巻紙が入ってます。巻紙がだいたい50枚。巻の太さによって本数は変わってきますけど、まあ50本ぐらいじゃないかな。ちなみにケチって細巻きすると火玉が大きくなって味が辛くなって不味いです。

どうやって巻くのか?と途方に暮れるかもしれませんが、きちんと巻くためのローラーというのが売っております。しかしローラーを使うのは、正直いかにも素人臭くて格好悪いです。両手の指先を使って、巻紙にタバコの葉を適量乗せて、クルクルっと巻いて、巻紙ののりしろをペロッと舐めて、紙巻きを作るのが断然格好いいのです。「アニキ、なかなか通だね」って感じです。まあ心配しなくても100本も巻けばコツが掴めて上手くなります。
私も昔3ヵ月だけオーストラリアにいたとき、これのお世話になっていて、見事に手巻きするのが上手くなりました。

街角でタバコを吸っていると、白人の小僧がタバコをたかりに来るのですが、これを渡して

手前(てめえ)で巻け とやると、実に下手くそで、
「俺の手巻き芸をとくと見よ」と、アジア人の私が白人の小僧に妙な自慢をしていたり、とかそういうことは、まあどうでもいいや。


こんな感じで、巻紙の上に適量の葉っぱを乗せて、


自慢している割には、あまり見事とは言えない巻でお恥ずかしい限りですが、10年ぶりに巻いて今ひとつしっくりいかない、ということで。

このシャグタバコを日本ではほとんど見かけませんが、これから思い切った値上げがあると、まず間違いなく欧米のように手巻きが普及してくると思います。結局巻くのが面倒ですから、四六時中タバコが離せない人も本数が減りますよ。

でも、これをカバンに入れていたりするとたまにタバコがカバン中に散らばって、大変な思いをするという欠点があります。

というわけで、このシャグタバコを入れる革ケースと言うよりも革袋が欲しいから作ってみようかな、という話で、まあこういう商品は今後きっと来る。そう踏んでいるのであります。