2010年12月20日月曜日

ああ、あこがれのシャトルシェフ

ホームセンターとかに行って、鍋を見ていたりするとキリの方は500円ぐらいの中国製から、ピンの方は1万円以上するような鍋が並んでいたりして、ピンの方はル・クルーゼシャトルシェフと相場が決まっております。
ル・クルーゼなんてただの鋳物のホーロー鍋じゃねえか、何でこんなものが2万円もするのか?と息巻きたくなるのですが、別にル・クルーゼを買う予定もなければ、特にほしくもないですので、どんな値段がついていようが別にどうでもいいです。
でもシャトルシェフはちょっと欲しいんです。保温調理というガス代とか電気代がかからないという思想が素晴らしいです。ただ問題は、1万円を超えるシャトルシェフを買って、ガス代・電気代の元を引くのは一体どれぐらいの期間がかかるか?それを考えると気が遠くなるというか、少々現実的ではありませんね。
だいたい今の工房で、これだけ油圧クリッカーとかエアーコンプレッサー、レーザー加工機、バキュームなどいかにも電気を大食いしそうな機械をさんざん回して、電気代は1ヵ月1万円を切るぐらいです。IH使って煮炊き程度で1万円の電気代を使おうと思ったら、これまた大変なことだと思います。

そんなわけで、わざわざ新品で買うのは馬鹿らしいということで買っていなかったのですが、本日ふらりとリサイクルショップに入ったら、ひょっこり置いてあるんです。そのシャトルシェフが。
私の他にいた夫婦が、興味ありそうな無さそうな感じで展示されているシャトルシェフを見ていました。
「お前らそのシャトルシェフを買うんじゃないぞ。いいか、絶対買うんじゃないぞ」と心の中でつぶやき、
「さあお前ら、さっさとどっか行け。失せろゴマ。英語で言うなら ゲット・アウェイ・セサミだ、どうだ参ったか」と念じていると、シャトルシェフから離れていきました。ラッキーです。
早速私が近づいて値段を確認すると、何と 税込み945円
そのまま掴んでレジに突撃。さて一体ここに何を買うために立ち寄ったのか?なんてことはもうこの際どうでもいいです。945円のシャトルシェフを買う運命だったということ以外、一体何があるのでしょう?

何と素晴らしい。4.5リットルの大きいタイプです。特に不具合も無さそうです。
早速タマゴを20個ばかり買ってきて、すべてシャトルシェフにぶち込んで一煮立ち。
そのまま1時間ほど保温しておいたら、立派な固ゆで卵になりました。殻をむいて、またすべてシャトルシェフにぶち込んで、味付けをして一煮立ち。今度は数時間保温調理させて、というか放置するだけですが、立派な煮タマゴができあがりました。実に素晴らしい。
WEBを探したら、シャトルシェフのレシピが掃いて捨てるぐらいヒットしました。945円の中古鍋でしばらくは人生がエンジョイできそうな予感です。