2012年1月6日金曜日

仕事始め

当店は昨日2012年1月5日から本年度の業務を開始いたしました。



滑り出しは上々で、すでにたくさんのご注文をいただいておりまして、大変感謝しております。ありがとうございます。

今年もぜひ当店をよろしくお願いいたします。




さて、年末から燻っている新しい中国製のクリッカーですが、やっぱり動きが多少不安定で、電磁弁が気に入らないと言うことで、再度親父を呼んできて修理。


結局、最初からついていた200Vの電磁弁に付け替えて、トランスで電圧を上げて、電磁弁だけ200Vで動かすことにいたしました。


モノタロウでおそらく一番安いと思われる200V→100Vトランスです。
鎌田信号機 単相 単巻トランスSTP-A(ケースなし)  ¥2,363也




今度という今度は問題無いです。これ以上ねえっつうぐらい安定してきちんと動きます。
箸にも棒にもかからなかった油圧クリッカーが、何とか実用状態になりました。万歳三唱

そしてスタッフに使い方実践解説。

中国製品はリスクが高いと言うことをよく学んだ1台でした。自分たちで修理できなければ途方に暮れていたか、ただの鉄屑になっていたか、という感じで危ないところでしたね。

それでは、一昨年同じところから購入した1台目の中国製クリッカーはどうして持ってきた時点からまったく問題なく使用できたのでしょうか?答えは明快です。あれはイタリア製ATOMクリッカーのコピーだからです。何だかんだ言って中国製はコピーとかパチものが無難なのですね。

構造は単純ですがよく考えられていて面白いです。裁断天板の上下ストローク量の調整はタイマーでやっております。タイマーで時間(0.1秒~1秒)を設定して、その設定した時間分電磁弁が開き、油をシリンダーに送って油圧をかけて、裁断天板が下がります。これはなるほどだなぁ、という感じです。機械は単純な方が壊れにくいですから。また圧がかかりすぎたときに、油圧を逃がす装置(これも非常に単純ですが効果的)もついています。
そしてシリンダーに繋がっている油圧ホースが1本だけというところから見ると、油圧をかけて下げた裁断天板を戻しているのはおそらくバネだと思います。

この方式だと精密な天板下降量の調整は無理ですが、この程度の油圧クリッカーでしたらこのタイマー式で十分ではないかと思います。しかしながら、この大きさだったらどう見ても1馬力のパワーは不要で、0.5馬力で十分でした。