2012年10月1日月曜日

DP-2M ケース試作 続き その6

先日データを送って発注した刃型が出来上がって参りました。
錆止めのクリアは工場で吹いてあるのですが、念を入れて錆止めのブラックを自分で塗っております。


上の3点は、本裁ち用の刃型です。毎度の事ですが、本裁ち用よりも一回り大きな荒裁ち用の刃型を作ります。


毎度毎度、主張しておりますが、CADが使えば設計が非常に楽になります。
上のビデオは本裁ちの刃型データから、外郭線をオフセットして一回り大きな荒裁ち用の刃型を作る様子です。
CADを使うのと使わないとではテクノロジーに数百年の違いがあるのが良くご理解いただけると思います。たかが革製品を作る程度だと思うかもしれませんが、21世紀のこの時代に数百年遅れた技術でものを作るなど、私にはとても耐えられません。

このCADデータから型紙を作って、荒裁ち刃型を作ります。これは寸法精度は適当で良いので、私が曲げて作ります。


本裁ち用の刃型の下に重ねて置いた荒裁ち用の型紙です。ちょうど一回り大きいのが見えますよね?


自家製の荒裁ち用刃型が完成しました。