2012年11月14日水曜日

FINEPIX REAL 3D W3用貼り革の試作

先日、FINEPIX REAL 3D W3というステレオ写真デジカメを買ったのですが、カメラの持ち方が独特で、いい加減にカメラを持って構えると指が写り込んでしまうのです。指が写り込むカメラというと、旧ソ連製のHorizon 202というカメラに強烈な思い出がありますが(モスクワ郊外にあるKMZの工場まで行って買ってきた)、Horizon202には指写り防止の専用のグリップが付いていました。FINEPIX REAL 3D W3にもオプションでシューティング・グリップが用意されているのには少々驚きました。
まあそういうものが用意されているのは立派なのですが、結局面倒だから買わないです。

ここから本題なのですが、指写りしないようにカメラをホールドすると、表面がツルツルしているので滑りやすく、ホールドの感触がよろしくありません。そこで当店の登場で、滑り止めの貼り革を作ってみようというわけです。


とりあえず本体をスキャンして、指がかかる部分をCADでトレースして、レーザーで画用紙をカットして実機に合わせてみながら寸法取りをしていきます。


曲線が多いので割と面倒だったのですが、1時間ほどで採寸は終わり、実際に貼ってみました。

滑り止めが付いて、だいぶホールドが改善されました。
これも近いうちに販売しましょう。900円税送料込み予定です。




以前の投稿で、テルミンを購入したというネタを書きましたが、テルミンのその後です。


マイクスタンドを2000円ほどで購入して、工房の片隅にテルミンを設置。マイクスタンドの背が高すぎるので、30cmほど寸法を短くして、使いやすい高さに設置しております。


VOX  PATHFINDER10という激安なギターアンプを3600円ほど買ってきて設置。


私は楽器演奏にに全く縁のない人生を送ってきましたので、詳しいことはわからないのですが、GAINという音を歪ませる機能がアンプに付いております。
このノブをひねってGAINを掛けてやる(過入力させる?)と、音がどこか「ブワーッ」とした感じの音になり、「これはちょっと面白いな!」と、少し感激。

どうやら電子楽器(エレキギター)の世界には、エフェクターというものを使って、音をいじって好みの音色にしたり、色々な効果をつけたりして楽しむもののようです。



せっかくだから、何か自分もつけてみようと言うことで、Amazonを見ていたら評価の高いブツを発見。
ART TUBE MP STUDIO V3という真空管マイクプリアンプというものです。マイクプリアンプをなぜ楽器に付けるのか?という話は私も詳しくわかりませんが、深いことは考えずにとりあえずガンガンやってみようということで、6000円ほどで購入。真空管搭載でこのお値段、信じられませんね。


ただ、初めから付いている真空管は中国製の安物で、評判が悪いので、真空管の交換は必須のようです。わたしも ELECTRO-HARMONIX 12AX7EH というロシア製の真空管を同時に購入しました。
とりあえず評判の悪い中国製をしばらく使ってみて、真空管交換をしてみたいと思います。

それで、このART TUBE MP STUDIO V3をテルミンとアンプの間に噛ませてみたところ、これが確かに音に暖かみが出るのです。音が良くなったのか悪くなったのかは私の耳ではわかりませんが、音の角が取れて丸みが出た、そんな気がします。何はともあれ「これは実に面白いな!」、そんな気分です。

まだ2曲ぐらいしか弾けていない状態なのに、もう音にエフェクトを付けるという方向に興味が向いてしまっております。そしてさらに VOX Tone Lab ST というギター用マルチエフェクターも注文してしまっております。もう何でも良いから細かいこと考えずにガンガンやってみるゾ!という勢いなのです。

それでも毎日昼休みには30分ほど練習をしており、ちょっとずつテルミンも弾けるようになってきております。



昨日の記事に書いたフルーツトレイ「リンゴ」タイプですが、販売するのに押し型が1つだけだとどうしても心許ないというより、サンプル写真を撮るためのラインアップを作るのにも随分と時間がかかってしまいます。何しろ押し型に革を挟んで固定している時間が、半日~1日かかるのですから、当たり前なんですけど。


久しぶりにMDX40で切削することにいたしました。
切削も結構時間はかかるのですが、自分の手で切削するわけではなく、機械が勝手にやってくれますし、一回押し型を作ってしまえば半永久的に使えますし、ウチで切削する分には材料費だけです。
便利な世の中になったものです。