2013年8月23日金曜日

刃型(抜き型)の製作道具、販売可能 1セットのみ

当店にたまに刃型の製作道具のお問い合わせがあるのですが、うちは刃型屋ではないし、狭い業界ですので中古品というのがいつもいつも流れているわけではないので、色よいお返事が出来なかったのですが、最近1セット転がり込んできましたので、ここにご紹介させていただきます。



ベンディングマシン。32mm および 19mmの曲げ駒、各1セット付属。


横幅450mm


縦幅420mm


スエーデン鋼 32mm用の曲げ駒、1セット付属。


スエーデン鋼  19mm用の曲げ駒、1セット付属。



19mm用は、前のオーナーさんがちょっと加工してありまして、気になる方はグラインダーなどで削り直してください。この状態で十分曲げられますけど。

テーブルは大きすぎるので、処分してもらいました。ヘッドのみですが、小さいテーブルをご希望で作ります。

ベンディングマシンの盤サイズは450mm x 420mmぐらいですので、テーブルを700mm x 700mmぐらいで作ればちょうど良いのではないかと思います。下の写真は当店のベンディングマシンのテーブル例です。


設置スペースといたしましては、1.5メーター x 1.5メーター 程あれば、刃型の収納ケースをベンディングマシンの横に置いて仕事は出来ると思います。大きな刃型を作る予定でしたら、曲げる前の刃が長くなりますので、作業スペースが広くないと刃の取り回しが難しくなります。

重量は、上の写真にある当店のベンディングマシンの場合、テーブルと盤を合わせて60kgぐらいです。


32mm、20mm用のスチールケース、各1個。
80メーター巻きほどの刃材料を収納しておくものです。必需です。
重量は刃を収納していない状態ですと、数kg ぐらいです。


スチールカッター。巻いてある刃材をスチールケースから必要分だけ引っ張り出して、カットするためのカッターです。このカッターは私が持っているものよりも良いものです。ガイドがついているので、刃が直角にカットできます。私のカッターは多少斜めに切れたりします。
カッターの重量は15kgぐらいではないでしょうか。





カッターは、450mm x 450mm x ハンドルを立てた状態で高さ600mmぐらいです。

すべて安心の日本製。1980年代ぐらいの製造ではないでしょうか。丁寧に扱われていた感じで、年季の入った職人の道具という雰囲気がいっぱいです。道具が好きな方は、見ているだけで欲しくなってしまいそうな雰囲気を醸し出しております。

どの道具も成人男性2人あれば動かせるぐらいです。リフトを使うほどの重量はありません。

3点セット。30万円、税送料込み。値段は多少ですが応談可能です。

ベンディングマシンのテーブルはご希望により簡単なものでしたら追加料金なしで作ります。
東海3県+大阪ぐらいでしたら、簡単ですが刃型の製作方法をレクチャーします。遠くの場合は、レクチャービデオを作ります。ただ私は刃型製作は素人程度ですので、あくまで簡単なことしかレクチャー出来ません。

あと必要なものは、両頭グラインダー(本格的に刃型屋をやるわけでなければホームセンターで数千円で売っているものでも十分使用可能です)

刃材料(必需):50000円ぐらいです。75メーターか80メーター巻き x 19mm高。
32mm高の刃型のお値段は、私も忘れてしまいましたので、お問い合わせください。

溶接機(必需):Suzukidの5万円ぐらいで売っている半自動溶接機で、荒裁ち用の刃型程度でしたら、何とか刃型は作れます。2013年8月26日現在 Amazonで34800円リンク)。

溶接用保護マスク):初心者だと自動感光式が断然便利です。5000円~10000円程。

溶接をしますので、コンクリートの土間が必要です。木や樹脂の床などですと火事になります。
刃を曲げる作業はコンクリートの土間である必要はありませんが、丈夫な床が好ましいです。

溶接は、半自動溶接機を使えば、それほど難しいものではありません。あくまで簡単な刃型を作る程度でしたらの話ですが、30分も練習すれば出来ると思います。

刃型を補強する桟(鉄の平棒)は、ホームセンターに1.8mで200円~で売っているものでとりあえず問題ありません。

ざっと40万円+αぐらいで、とりあえず刃型(抜型)が作れる設備が整います。
腕が上がってきて余裕が出てくれば、コンターマシンなどを追加投資するとさらに綺麗な刃型が作れるようになります。

お問い合わせは、info@aki-asahi.com

しっかりした刃型(抜き型)を作るのには、腕が必要ですが、寸法精度がシビアでなくてもかまわないという程度の荒裁ち用の刃型程度でしたら、4つ5つ練習していれば作れるようになれます。自分で荒裁ち用の刃型が作れるようになると、仕事の効率が一気に上がりますし、仕事と人生の幅が広がります。何よりもちょっとしたものでも刃型が作れるようになるのは実に楽しいことです。

ぜひこの機会に、刃型製作に入門されてはいかがでしょうか。