2013年9月7日土曜日

Pentax MX-1の貼り革 および スナップケース試作 その3

やっとほぼ完成までこぎ着けました。


縫っただけで、仕上げをしていないので、汚いのはご勘弁ください。

お客様から「MX-1はストラップラグ位置が悪いので、ケースの横にストラップ取り付けが出来るようになりませんか?」というご要望をいただいたのですが、ちょっとこの形状ですと、ケースの強度的にストラップをつけたら耐えられないので、断念いたしました。
背面までグルッと巻いてしまう形状のケースでしたら、十分強度的に持つと思うのですが、何ともちょっと心残りですが、ストラップはカメラに付いているラグをお使いいただくということになりました。



貼り革ですが、少々困ったことが一件。



4040, 4008, 4044などの硬い革を貼ると、ボディの曲がりがきついため、上の写真のように端が剥がれてきたり、矢印部分が浮いてきたりします。
これは、G-17をボディに薄く塗って、接着力を強化して貼り付けをすれば、剥がれてくることはありませんが少々面倒です。G-17で接着力を補強した場合、剥がすときにノリ残りが出ると思いますが、綿棒をアルコールに浸して擦れば、剥がすことは問題無く可能です。

ビニール素材の接着は、G-17ではなく、ボンドG103ではないか?と仰る方もいらっしゃるかと思いますが、この場合はG-17で問題ありません。というのは、4040, 4008, 4044は裏に両面テープが貼ってありますので、両面テープとカメラボディ(金属かプラスチックか)を貼り付けるわけで、ビニール素材とカメラボディを貼り付けるわけではないからです。もちろんG103をお使いいただいても問題は無いと思います。

とりあえず、背面のボタン周りの革は、4040, 4008, 4044をG17の補強なしで貼った場合、まず間違いなく剥がれると思ってください。