2013年9月28日土曜日

Canon S120用貼り革キット サンプル写真

Canon S120用貼り革キットを作りましたので、サンプル写真を撮って編集しがてら、ここに載せていきます。


ブラックリザード


ブラックシュリンク。最近やたら人気です。


ベージュリザード



ついでにレザーグリップ試作。




いくら小さいカメラとはいえ、ちょいと小さすぎました。
2mmぐらい大きく再設計してみます。




ネイビーブルーリザード


レッドリザード


ブルーリザード。シルバーになかなかよく似合います。


キャメル





そしてレザーグリップ。試作2個目。
グリップ感がだいぶ良くなりました。これ以上レンズマウントに近づけると、指の太い方だと入らなくなる可能性があります。この辺で押さえておきましょう。
形状はもうちょっと自然にしたいところです。




ディープピンクリザード


週をまたいで、本日は9月30日月曜日です。


ネイビーブルーシュリンク



オーカーリザードエンボス


ライトグリーンリザード


イエローリザード


ホワイトシュリンク。

以上です。また今回も4040/4008/4044は剥がれやすい箇所がありますので、ラインアップしておりません。

価格1500円税送料込み。Webを編集するまでしばしお待ちください。


2013年9月25日水曜日

DP1 Merrill/DP2 Merrill/DP3 Merrillのレザーグリップ完成

昨日した試作(http://aki-asahi.blogspot.jp/2013/09/dp-2-merrill.html)の続きとなります。


何個かモデリングをし直し、切削をし直して、握りやすいグリップ形状になりました。


何やっているのか意味がわからない、という方もいらっしゃると思いますので、解説をいたしますと、上のイメージのように凹凸のブロックを作り、その1組のブロックの間に革を挟み込んで圧をかけると、元々平たい革が立体的に整形されるというものです。一般的に革絞りと言われます。

凹凸のブロックは適当に手で削って出来るものではありません。凹凸ブロックの間に革が挟み込まれるわけですので、革の厚みとか圧縮される分を考慮したクリアランスというものが必要になります。クリアランスが大きすぎるとダラッとした形状になりますし、小さすぎると今度は抜けなくなります。3次元でモデリングをして、CNCルーターで設計通りのブロックを切削するということが前提になります。


革を絞って、グリップ部分に詰め物をした状態です。詰め物はゴムです。感触は硬めですが、金属や木材・プラスチックほど硬くありません。グリップの硬さとしてはちょうど良い具合だと思います。

裏にはすでに両面テープを貼り付けてあります。


カット用のガイドラインに合わせて刃型をセットします。


MAIIIハンドクリッカーで圧をかけてカット。


カットし上がった状態です。


グリップの高さは設計値で9mm。


本革ですので高級感抜群です。そして、グリップの存在感、何ともカメラとマッチして、このカメラは元々こういうものか?というかんじで、違和感がありません。


何とも美しい革の立体成型。立体物というのは平面物に比べて存在感が圧倒的に大きいです。



どうです?この立体感。


カメラをホールドした状態です。


手の大きさや指の太さでグリップ感触は変わってきてしまいますので、これが万人にとってベストとは言いませんが、私もスタッフもこれは良い、というグリップ感です。

中指と薬指の位置をシャッターボタンの人差し指、親指の位置に合わせて作りましたので、きっとご満足いただけると思います。


小指は面積の都合でグリップから外れます。


しぜんにシャッターボタンに人差し指が当たります。

予定価格2900円、税送料込み。
DP1 Merrill/DP2 Merrill/DP3 Merrillに合います。

他の色は現在試験中です。なんと言っても革絞りというのは元々平面の革を無理矢理伸ばして成形する行為なので、絞りきれない革というのがありまして、なかなか難しいところです。

続きの記事はこちら(http://aki-asahi.blogspot.jp/2013/10/sigma-dp1dp2dp3-merrill.html


2900円税送料込み。納期約4日です。
ご購入は販売ページからよろしくお願いいたします。


2013年9月24日火曜日

DP-2 Merrillのレザーグリップ試作

DP-2 Merrillというカメラは中判ですか?と言うぐらい良く写るカメラなのですが、いかんせんホールドが悪いです。そこでレザーグリップを作ってやろうと言うことで、試作。


ザッとライノで3次元形状を設計。
1回2回でうまくいくわけがありませんので、最初はザッとで良いのです。


そして、絞り型の切削。


そして、革の立体成型(革絞り)。


いつものごとく、革の立体成型をしたわけです。

こういうのは、3次元で設計してモニター上でいくら睨んだところで、実際に作ってみて自分の手で握ってみないと、感触というか使い勝手はわからないです。

デザインはなかなか悪くないと思いますが、もうちょっと右側に大きくないとグリップは今ひとつという感じです。つまり何度も何度も設計しては絞り型を作っては、また再設計してと言うことを延々と繰り返します。割と気が遠くなります。

試作1号。今ひとつでした。

卸販売ONLYのシンプルなストラップ

当店では直販はしておりませんが、カメラ屋さんなどに卸すシンプルなストラップの製作もしております。安価な設定ですので、カメラ屋さんによっては、カメラを購入されたお客様におまけでつけている場合もあるようです。

長さは90cmと100cm、半分ずつでも、100cm多めとかでも、これはご希望次第です。色はブラックかダークブラウン。
1ロットの本数が、実は一定ではないのです。一枚の革から取れた分だけ、だいたい60本~80本ぐらい。革の大きさとか質によって変わってきてしまいます。


半頭分の牛革からストラップとして取れる部分だけ確保します。
革の大きさから見ると、取れる部分は案外少ないと言うのがおわかりいただけると思います。
100cmのストラップを取ろうとすると、リングをつける部分の折り返しがありますので、120cm程の長さが必要です。また牛の腹の部分は繊維がしまっていないので使いません。



世の中には細革切り機という便利な機械があるのです。これで一定幅にカットします。


超シンプルです。


シンプルですけど、力がかかる部分はきちんと縫製してあります。
ここを綺麗に縫うのは、なかなか難しいことなのです。きちんと縫うためにステッチガイドの治具を使って縫製します。


基本的に肩掛け使用ですが、手に巻いて使われる方も多いです。



グリーンシュリンクもご希望で可能です。


これだけの量でも10万円未満です。

お問い合わせは、info@aki-asahi.com までよろしくお願いいたします。

2013年9月23日月曜日

FUJIFILM XF-1スナップケースの試作 グリップ編

グリップをつけてみます。


グリップ用の絞り型を作ります。革を立体成型するわけです。




何と、驚異的にカメラのホールドが良くなります。
ただ、革の色とステッチ色、ホック色がばらばらだとかなりうるさい外観になってしまいます。
今回ステッチ色はスナップケースの色と同系色のみにした方が、間違いが無いかと思います。




2013年9月21日土曜日

ドナドナ 油圧クリッカー 


2年前ぐらいに輸入してきた中国製の油圧クリッカーです。その当時、昔から使っている日本製の油圧クリッカーの調子が悪かったので、予備として持っていたものですが、日本製クリッカーのモーターを交換したらやたらと調子が良くなったので、使い道が無く工房の肥やし状態となっておりました。


このたび、引き取り手が決まりましたので、ドナドナすることになりました。"ドナドナ"って、つまりお別れです、そういう歌がありましたよね。

行く先は、何と沖縄。引き取られる業者さんの業種は革産業ではなく、(どういう業種かとかここで書きませんけど)もう全然違う業種のところです。

400kgぐらいの物体ですが、西濃運輸が運んでくれます。ただウチにはフォークリフトがないので、一度ユニックを借りて、西濃運輸の営業所まで持ち込まないといけません。とりあえず梱包しておいて、来週時間を見てユニックを手配します。


荒っぽいですが、梱包終了。

しかし、沖縄かぁ。私が行きたいぐらいです。