2014年8月3日日曜日

からくり茶運び人形の試作 その11

からくり茶運び人形の試作 その10 の続きです。

また日曜日がやってきました。からくり人形の続きをやります。

私は機械は全く初心者ですが、こういうものを作っているとなかなか面白みを感じてくるものでして、なんかちょっとだけ探求してみようか、そんな気になってくるのですね。
一冊簡単な本を買ってみました。


507 Mechanical Movements
Amazon.co.jpだと、こちらのページ。831円送料無料。Kindle版ですと何と驚きの237円。内容は全く同じですが、面倒くさいから両方買ってみました。


こんな感じで簡単な機構を解説してあります。
これが507個もあります。薄い本ですが、これだけ詰まってKindle版なら237円。申し訳ない気持ちでいっぱいです。


たまにどういう動きをするのかちょっと想像出来ないものがあります。歯車が組み合わさっているのは理解できるのですが、一体どういう動きをするのでしょうかねぇ。

少ない脳みををフル回転して考えるよりも、実際に作ってやれということで、モデリングをしてレーザーでカットしてやります。百聞は一見にしかず。実物を作って動かせば、もう一目瞭然だ。


毎度のごとくモデリングだ。


板をカットして組み立てだ。ほんの少しの手間と時間と費用で出来上がってしまうのです。歯車などをカットしようと思ったら、以前は糸鋸を使ってさんざん時間をかけて、大変な時間と労力をかけて切らないと出来なかったのです。しかも熟練というものも必要だ。しかし今やレーザーならこれだけ切って5分ぐらいです。何の熟練も要りません。
実に良い世の中になったものだ。



動きは頭で想像していたものとちょっと違うぞ。
しかしながらこんな動きをする機構は一体全体、実際のところ何に使うのでしょうか?わかりません。しかし自分がわからないだけで、実際には何か使用されているところがあったりするのでしょう。


こんなものもある。


実際に作るとこうなる。ほぼ一緒だよね?



どうやら左右に振れる機構らしい。

すぐに何か役に立ちそうなものでもないけど、そのうちに何か機構ものを作るときに役に立つかも知れません。そんな感じです。なかなか面白いですよ。


一体何個目だろうか?もう数えるのも面倒になってきたのですが、恐らく試作8台目ぐらいかな。
なんだかんだで色々気になるところがあり、またこれもぶっ壊して、設計をちょこちょこ変更して再度試作を進めます。

試作を進めていくと、それなりに良くはなっていくのです。どんどん設計が変わっていくので、江戸時代のオリジナル設計で残っている部分はどうだろう?歯車の歯の数ぐらいではないでしょうか。