2015年5月29日金曜日

何と今度はDIY Twin Copterだ

DIYをやるなら、あまり見ないもの、あまり人が作っていないもの、変わったものというか、ぶっちゃけ言ってしまうと「変なもの」を目指すという方向性が、まあ私だけかも知れませんが、あります。
きちんとしたものなら、メーカーが作っている既製品の方が手っ取り早いし、長い目で見れば安上がりになります。
メーカーの技術力とかノウハウの蓄積というのを舐めてはいけません。思いつきで作っている素人がそれに勝とうとか、やりたければやれば良いですけど、大概別の方向に情熱を傾けた方が早いです。

というわけで、日本ではあまり飛ばしている人がいないトライコプター(Tricopter)よりも更に一本前進というか後退と言うべきか、見て驚くなよ?何とツインコプター(Twin Copter)だ。バイコプター(Bi-Copter)というのか、ツインコプターというのか、正直わかりません。


なんとプロペラが2枚しかついていないです。こんなの飛ぶのか?と、作った人間も甚だ疑問です。


飛ぶかどうか疑問に思ってるぐらいですので、きちんと作るのは馬鹿馬鹿しいってことで、いい加減なフレームで作ってしまいます。こうやって書くと、たまにいい加減に作っているみたいですけど、何のことはない毎度の事です。

しかし何という頼りないフレームだろう。


プロペラは8インチと10インチで試してみます。

マルチコプターは、プロペラの数が多い方が基本的に安定するもののようです。詳しい技術的なことなどわかりませんが、見ただけでそういう感じがしますよね。

この2枚というのは、あきらかにバランスが悪そうです。何というのかなぁ、ブランコみたいと言うか、人間が鉄棒にぶら下がって、拳の上にプロペラをつけたという設定を想像していただいて、その状態で鉄棒の支柱を「ハイ、外します!」
あとは浮き上がったまま自分でバランス取って、前進後進回転左右、好きなように移動しなさい。
と冷たく言い放たれたような感じじゃないでしょうか?

本当にバランスを取って飛んでくれるのかな?と半信半疑ですけど、YoutubeでTwin Copterを検索すると、ちゃんと飛ばしている人がいるのです。ここは思い切っていってみよう。


何と、飛ぶではないか!作った人間が一番驚いた。

ちょこちょこ飛ばしながら、ゲイン設定をあれこれ弄りながら調整して、5分45秒ぐらいから実に安定して美しい飛行をします。

フライトコントローラーってのはすごいな。こんなバランスの悪いものを調整しながら前後左右回転と自由自在に飛ばします。危なっかしい飛び方ではなく、他のクアッドコプターやトライコプターのように普通に操縦したら普通に飛んでます。
しかも、サーボモーターでプロペラを傾けてエレベーター(前進後進)とヨー(回転運動)を行っているので、実に回転が綺麗です。トライコプター並みに美しくしなやかでしかも力強い回転運動をします。




今度は一回り大きなプロペラ(1045)をつけて飛ばしてみます。
ちょっと不安定ですね。ゲインなどのセッティングを詰めていくか、8045プロペラに戻るか。

配偶者はこの飛行姿を見て「一反もめん」と言い放ちました、、、。

やっぱり変なものというはとにかく素晴らしいとしか言いようがありません。

しかし、ただこの程度のものではまだまだ大したレベルではないのです。世の中には度肝を抜くような変なものを作ってしまうヤツらがいます。



それがこれ(他人様のビデオです)。
この変なセンスは一体何だろう?船首像のつもりなのでしょうか。顔がちょっと気持ち悪いというか。それにタイヤだタイヤ(笑)。いやぁ素晴らしすぎる。もう脱帽だ。




10インチプロペラつけて割と安定した状態です。