2016年9月2日金曜日

Pentax 645 NII貼り革採寸

今日はお客様からご依頼をいただいたPentax 645 NIIの貼り革を採寸して参ります。



中判カメラは実に良い。645というフォーマットもバランスが良くて実に良いです。中判を使ったら、そのきめ細かさにやられて、35mmは使えねえなぁと、昔思ったものであります。何と言っても、モノクロだとフォーマットが大きいので断然焼きやすいです。出来るだけ薄めのネガを現像して、4号ぐらいでプリントすると、

「シャドーはシャキッとして、ハイライトからシャドーにかけてのグラデーションはシルクのように滑らか、もう美しすぎ!」

とか言って自己満足していたのが15年ぐらい前でしょうかねぇ。今となっては随分昔の話です。



まず裏、というフィルムチャンバーのところに革が張ってあります。



グリップは一体成形ですので、ちょっと交換は無理ですから、ボディの右サイドの革を交換します。



そしてボディの左サイドが2カ所。一カ所はもう剥がれてしまっております。



まずは革を剥がして、スキャンして下絵とします。とりあえずこれをトレースして、線を引いていきます。そしていつもの通りですが、合わない部分の線を調整しながら正確なデータを作っていくという、また気の長い作業をしていきます。

昼からは採寸を行っていきます。



下絵からトレース。
トレースも、線と円ぐらいの曲線しか描けないCADだと、こういう形状がハッキリしないカーブのトレースが出来ません。Bスプライン曲線が描けるCAD、色々あると思うのですが、私の場合はライノ3Dでやるのが一番速い。カーブの調整は制御点を少々動かすだけ、というね。まあ便利なもんです。