2017年9月21日木曜日

削りだしでペントレーでも

隣にデッキ工事屋さんがある関係で、そこで余ったデッキ用の木材がなんだかんだで手には入ります。デッキ用の木材というのはハードウッドとかそれに準ずるものが多く、結構良いものが多いです。



今回、都合で4立米ぐらい余ったらしく、100本ぐらいなら持っていっていいよ、と言われました。90mm x 20mm x 2000mmほどの木材です。素材の名前は忘れてしまったのですが、杉の木とかそういう安いものではなく結構なものです。
せっかくだから何か作ってみるとするか、ということで、削りだしで何か作ってみましょう。ウチで革のペントレーとか、そういう類のものを並べているのですが、ポチポチ売れたりします。これを木材でやってみましょう。



皿の部分はまあこんな感じで寸法は、65mm幅 x 200mm長 x 13mm深ほど。これを元にモデリングをしていきます。



ペンが転がらないように溝をつけてやります。ここは滑らかにやりたいので、シングルサーフェスで制御点をいじりながら自然な盛り上がりを意識してモデリングします。



欲を言えば皿の部分もシングルサーフェスで作ると更に美しくなるのですが、まあ今回はこれでいいや。



次は外枠です。ここもなめらかなカーブのシェイプを作りたいので、シングルサーフェスでモデリングをします。円筒を作ってフィレットで角を丸めるとかいうのは、そもそもカーブに連続性がなくなり、綺麗じゃないのです。



外枠の物体を皿部分のパーツで割ってやりつなぎ目をフィレットかけてやると、こんな感じのものが出来上がるというわけです。
皿の部分とフィレットを掛けた部分にアイソカーブの線がいっぱいできていますね、こういうのをデータが汚いと、まあそういうわけですよ。ぶっちゃけ削ってしまえばどうでも良いことですけど、できればアイソカーブいっぱいの汚いデータよりも、スッキリとしたきれいなデータを描きたいと、そう思うわけです。



CNCで切削します。



出来上がったものを磨いてワックスがけして、出来上がりました。



うーん、結構格好良いんじゃないかな。
これはこれで良しとして、何かもう一捻りしてみたいところです。

せっかくだから、スマートフォンを立てかけるスリットを入れてみるのはどうだろうか?



スマートフォンの幅を稼ぐために元の形状を多少変えてみます。



スマートフォンを立てかけるスリットを入れてみます。



立てかける角度も90度のまっすぐではなく、10度ぐらい倒れるぐらいがよろしいかと思います。
スリットを斜めに入れているのは、まっすぐだと面白みが感じられなかったからです。右利きの人はペントレーを大概右側に置きますので、スマートフォンのスクリーンが自分側に多少向いている方が気分が良いだろうと、そういうことです。



そして、切削。



磨いてワックス掛けて出来上がりました。



ここにスマートフォンを立てかけます。



なかなか絶妙な角度で立ちます。厚みはスマートフォンによって変わってきますけど、12mmまで入るような感じで作りました。



おお!なかなか良いではないか。スマートフォンはなかなか邪魔くさいので、ちょうどいいものが出来上がりました。
なかなか自分が気に入りましたので、これは売ってみよう。せっかくだから濃い色も作ってみます。


2017年9月11日月曜日

Olympus Pen F, FT用のモルト

先日、懇意にしているカメラ修理屋さんがいらっしゃって、PEN F, FT用のモルトをカットして作って欲しいということになりました。

私もPEN F, FTを分解したことはないのですが、何が大変かというと、内部のミラー部分のモルトが面倒だということです。

早速、持参してきたパーツを採寸していきます。



このパーツのどこにモルトを貼るかというと、



まずはここだ。
こんなのカッターナイフとかでカットするのはほとんど無理な形状ですね。というか、今までどうやっていたのか、そちらのほうが不思議になります。細モルトを無理やり曲げて何とかしていたということです。



形状さえ決まってしまえば、レーザーでスパッとカット出来てしまいます。



文明の利器と言うのは実に素晴らしいです。カット時間約10秒。



次はこの部分です。ちょっと面倒な形状をしておりますが、自由曲線を駆使してデータを作れば割りと苦労しません。



カット時間約5秒。



ボディ内部の見えない部分ですし、滅多に分解なんかしないでしょうから普段は見えない部分ですけど、きれいにカットされたモルトで修理してあると実に気分がいいですよ。

裏蓋のモルトとミラー部分のモルトを採寸して、また販売したいと思います。